今年2022年も残りわずかとなりました。
今年1年の振り返りとポートフォリオの点検をしておきます。
早期退職・自分の人生の大きな節目の年
今年の6月に30年近く勤めた大手製造業を自らの意思で早期退職しました。
残っていた休暇を消化したので、実際の最終出社日は3月末でした。
そこから約9か月。
誰かに何かを指示されるわけでもなく、ぶらぶら家事をしたりネットで投資情報を見たり動画を見たりゲームをしたり、天気が良ければ外に出てウォーキングをしたりという日々を送っています。
雇用保険の失業給付を受けていますので、月1回のペースで再就職関連のセミナーを受けています。
シニアの再就職事情を知れば知るほど、改めて「もう他人に使われて働くのは嫌だな」という思いが強くなってきています。
習い事やボランティアで新たな人間関係を作る選択肢もあります。
ただ、もともと人づきあいが得意・好きな方ではないので、そういうところに無理に入っていこうとすると「苦手な人」「嫌な人」との関係が避けられなくなりそうで、少し躊躇しています。
起きている間は、一人で、または家族と過ごしているのに何も不満は感じないのですが、退職して以降、前の職場の夢をよく見るようになりました。
仕事中の出来事を思い出すというよりも、最終出社日にいろんな人にあいさつして回ったり、私物をちゃんと持ち帰らなきゃと駆けずり回ったりしている夢が多いです。
やはり深層心理の中で、失われた人間関係を懐かしんでいる気持ちが残っているのかもしれません。
ならば前の職場に戻ってまた働くか?といわれれば、迷わず「ノー」ですけれど・・・。
先月からの変化(アクション)
投資に話をうつします。
先月11月末(過去記事)からの変化は以下の通りです。
- 下がり続けるTSLAをナンピン買い。
- なかなか下がらないVRSNを待ちきれず買い増し。
- ドル安と株安で基準価格が下がってきた東証SP500 ETFの1655を買い増し。
退職金のドル転は、今月も行いませんでした。125円を切るようならまたドル転を進める予定です。
資産割合
現時点の資産割合は以下の通りです。
UNP 10.9%
WM 6.6%
楽天全米(iDeCo) 5.7%
JNJ 4.6%
MCD 4.1%
KO 4.0%
PG 4.0%
FAST 4.0%
V 3.9%
NCT 3.8%
BBH 3.3%
MSFT 3.3%
VRSN 3.2%
1655 3.2%
PM 2.9%
AMZN 2.6%
TSM 2.4%
DIS 2.3%
SPGI 2.1%
MO 1.8%
VOO 1.6%
TSLA 1.3%
9434 0.8%
4307 0.7%
TPX 0.7%
8595 0.7%
その他日本株 0.3%
現金 JPY 14.1%
現金 USD 0.7%
現金 VND 0.2%
暗号資産 0.2%
個別株・米国 62.3%
個別株・その他 8.8%
インデックス 13.8%
現金 JPY 14.1%
現金 USD 0.7%
現金 VND 0.2%
暗号資産 0.2%
現金(JPY)の割合が先月(13.9%)より少し増えていますが、これは他の部分(主に株式)が減ったためです。
資産の推移(実績・見込み)
総資産の実績(赤線)と今後の見込み(青線)です。
株も為替も先月より下げたので、グラフも下の方に降りてきています。
ただ、今のところ100歳まで生きても資産は十分残りそうです。
もちろん、医療費や介護にかかる費用は予想が難しいですし、世の中20年後、30年後にはどうなっているかわかりませんから、あくまで現時点での皮算用にすぎませんけれど。
今後の投資方針
2023年以降は米国の景気低迷が予想されており、米国株も思うように伸びないとよく言われています。
私は株価よりも企業業績を重視しているので株価が下がることはそれほど気にしませんが、景気が悪くなるということは企業業績も伸び悩む可能性が高いということです。
一方で、今後は(中国を除く)新興国やフロンティア国の成長を推す意見をネットでよく見かけるようになりました。
ここで気を付けたいのが、国として成長することと、その国の企業に投資してリターンを得ることは必ずしも同じとは言えないということです。
ガバナンスががっちり利いていて株主に十分報いてくれる米国株に慣れていると見落としがちですが、新興国には株主を平気で裏切る大企業もごろごろしています。(昔中国株で何度か痛い目にあわされました。)
ですので、これらの国には個別銘柄ではなくETFで投資するのが望ましいという意見もよく聞きます。
ETFのデメリットは、あくまで私の意見ですが、結局株価でしか良し悪しを判断することができず、株価が下げたときに損切りすべきなのか買い増しすべきなのかの判断ができないという点だと思います。
この問題を解決するためには、ETFを構成する主要企業の業績を自分でチェックするしかないと思います。
そういう面倒を避けるためのETFという点からいえば「本末転倒」ですが、結局自分で納得して売買・保有するためにはそれしかないと思います。
一つだけ例として、ポーランドのETFであるiShares MSCI Poland ETF (EPOL)を挙げてみます。
このEPOLの構成上位10銘柄の業種とROEは以下の通りです。
Name | Symbol | % Assets | 業種 | ROE |
Polski Koncern Naftowy ORLEN SA | PKN | 11.98% | 石油・ガス(上流~下流) | 34.60% |
PKO Bank Polski SA | PKO | 10.18% | 銀行国内最大手 | 7.65% |
Dino Polska SA | DNP | 7.77% | 小売り | 9.58% |
Powszechny Zaklad Ubezpieczen SA | PZU | 7.36% | 保険 | 11.99% |
Bank Polska Kasa Opieki SA | PEO | 5.83% | 銀行国内二位 | 23.92% |
KGHM Polska Miedz SA | KGH | 4.67% | 銅・銀等の鉱物 | 23.02% |
LPP SA | LPP | 4.37% | 衣料品 | 33.10% |
Polish Oil and Gas Company (PGNiG) SA | PGN | 4.23% | 石油・ガス。 | 13.55% |
CD Projekt SA | CDR | 4.20% | ビデオゲーム | 15.66% |
Allegro.EU SA Ordinary Shares | ALE | 4.05% | Eコマース | -21.09% |
ALEは2021年通年では黒字でしたが、2022年3Qで営業黒字だったものの特損で一時的に赤字転落しているのでROEがマイナスになっています。長期的には問題ないと思います。
ROEが1桁の銘柄も組み入れられていますが、総じてROEが高い銘柄で構成されていると思います。
Yahoo FinanceによるとこのETF全体のPERは4.18、配当利率は2.37%です。
来年の新規購入の第一候補として考えています。(と書きつつ、買わないかもしれませんが・・・)
どうせ100年は生きられなさそう
私事ではあるのですが、1か月ほど前から少し体調を崩しています。
発熱外来で見てもらってコロナは陰性だったのですが、その後一般の内科診療にかかり、現在は医師から「無理をしないで安静に過ごして」と言われている状態です。
詳しい病状などはプライベイトな情報ですので書くのを避けますが、これまでの人生でさんざん不摂生(飲酒、運動不足)をしてきた報いであろうことは素人目にも判断がつきます。
あくまで私の場合ですが、「100歳までお金が持つか」という心配をするよりも「残された人生をいかに満足して過ごすか」ということに重点を置いた方がよいような気もしてきました。
それでは皆様、よいお年を。
投資と人生は自己責任で。
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