NagaCorp(3918.HK) 2020/1Q まさかの好決算

カンボジアでカジノを運営する香港上場企業NagaCorp(3918.HK)が、1Qの売上を発表しました(リンク)。

同社は中国をはじめとする近隣諸国からの顧客に支えられているので、新型コロナウィルスの影響をもろに受けていると思っていたのですが、ふたを開けてみるとなんと15%の売り上げ増。

内訳をみると、マスマーケットは1%減なのに対して、VIPマーケットはなんと23%の増です。

都市封鎖が広がるアメリカでも、超富裕層は避暑地にとっとと避難しているなんてニュースをみかけますが、中国の超リッチ層もリゾート地に疎開して豪遊しているのかもしれません。

マスマーケットは、(こういうご時世では)オンラインカジノという競合の脅威にさらされがちですが、ハイローラーはやっぱり派手な現場で楽しみたいのでしょう。

スタッフも全員マスクをしたり、入場者の体温チェックや赤外線での体温モニタをしたりしているとのことです。 (バニーガールもマスクしているのかな?バニーガールがいるかどうか知りませんが・・・)

しかし、感染者の大半を占めるという無症状の人を締め出すことは難しそうです。

本当に大丈夫かな?中国のギャンブラーたちが静かにばくちを打っている姿なんであまり想像できませんよね。マスクもせずに大声で叫んでいそう。私の勝手な想像ですけれど・・・。

そんな絶好調の同社も、カンボジア政府の通達によって4月1日の24時(翌日の0時)から、無期限で営業停止となるようです。

つまり、売上ゼロのまま2Qに突入するということ。

政府に対する毎月の支払いも免除されると書かれていますが、売上がゼロになることには変わりありません。

「2045年まで続く独占営業権の期間に比べれば、COVID-19による影響の期間は微々たるもの」とも書かれています。まあ、そうなのだとは思います。

1年チャート:

この発表を受けて、本日4/2の株価は5%以上上げていますが、コロナショックによる暴落に対しては焼け石に水。逆に考えれば、まだまだ買い時は続きそう。

私の場合、他の銘柄に比べて暴落幅が大きいこの銘柄の保有比率は結構下がって、いまは全体の10%程度です。

とはいえ、政情不安定な国の企業に10%を超える資金を投じるのもリスキーです。

コロナショックから相場が回復した時には、「ああ、あの時に買い増しておけばよかった」と思うかもしれませんが、それはそうなったときの話。逆のシナリオも否定できないので、ここは黙って放置です。

投資と人生は自己責任で。

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