コロナ騒ぎのいまこそ、備えておきたい防災用品

コロナ騒動のおかげで、「お店から物がなくなるリスク」を感じた方も多いと思います。デマで買い占めされたトイレットペーパーやティッシュはすでに店舗にたくさん並び始めましたが、マスクや消毒用アルコールは、いついっても品切れですね。

私はマスクは何度も洗って使えるものを使ったり、消毒用アルコールは1本だけ買い置きがあったものを小さなボトルに詰めて持ち出したりしてしのいでいます。

買えない物は仕方がないのであきらめるしかありませんが、この機会に、地震などの災害に備えて防災用品をそろえたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

やみくもに思いつくものを買っても、お金にも置き場所にも限りがありますから、ちゃんと優先度をつけて買っていくことが重要です。

ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル: サバイバル技術で楽しむ新しいキャンプスタイル」という本によると、サバイバルを考えるうえで必要な優先順は、

シェルター → 水 → 火 → 食

の順なのだそうです。

あくまで野外でのサバイバルの話ですが、都会で避難生活をおくる上でも考え方は同じだと思います。

シェルターとは、要は身体から体温を逃がさないということです。ちゃんと雨風をしのげて、体を包む衣服や寝具を確保するということです。

身体が濡れていて風などが吹いていれば、夏場でも数時間で命を落とすそうです。水については、水なしで生きられるのは72時間。食料はなくても3週間から30日間は生き延びられるそうです。

もっとも、実際に72時間水なしで過ごしたり、何日も食べ物を口にせず過ごすのはつらいでしょうから、常に手元にあるようにしておきたいものです。

火は、暖を取るという目的以外にも、明かりを確保するという目的もあります。

また、上記以外にはネットやラジオなど情報を入手するための手段も確保しておく必要がありますね。

最近私が買った防災用品です。

シェルター

エマージェンシーブランケット

パッケージの写真にあるように、身体に巻き付けて体温を保持するための薄いシートです。非常持ち出しセットの中によく入っていますね。

自宅にいるときよりも、外出中に必要になりそうなので、かばんに一つ忍ばせています。

冬用シュラフ

キャンプ用に買ったものですが、自宅や避難所、車の中で寝るときに使えそうです。今年は暖冬だったので、テント内気温5℃くらいの中で使いましたが、むしろちょっと暑いくらいでした。

自宅では灯油ストーブが使えますが、寝るときには危ないので消す必要があります。これと普段使っている布団があれば、停電しても寝るときの暖は確保できそうです。

備蓄用保存水

5年間持つタイプです。一人当たり2Lボトルを10本確保しています。

飲料水は一人1日で2L必要といわれていますから、10日分。ちょっと物足りない気もしますが、置き場所をとるのでこのくらいが限界。

段ボール入りで届くので、マジックで大きく消費期限を書いておきます。

普段使いのミネラルウォーターと炭酸水

これらは普段から使っているものを、ちょっと多めにストックしながらローテーションしています。

ミネラルウォーターの方は消費は少ないですが、炭酸水は朝起きがけに冷えたのをそのまま飲むのも大好きですし、夜はお手製ハイボールも作るので、1日2本くらい消費しているでしょうか。

先の備蓄保存水と合わせると、2週間か20日分くらいは確保できそうです。

ウォータータンク

給水車による水の配給が始まった時に必要です。10L入りです。

キャンプに行ったときに一度使ってみたのですが、灯油タンクと違って結構柔らかいので、10Lの水を入れて長距離運ぶのは辛そうです。カートなんかを一緒に準備しておくとよいでしょう。

浄水フィルター

「99.9999%の大腸菌、レジオネラおよび99.99%のGiardiaランブリアさらにクリプトスポリジウムまで除去できる」そうです。これ1本で1500L浄化できるとのこと。

一度使うと1年以内に廃棄せよとのことなので、まだ開けていません。さすがにこれを使うところまでにならないことを祈りますが、1本持っておけばちょっと安心です。

火(暖、明かり)

ヘッドライト

単四電池3本で動くタイプです。キャンプで使いましたが、明るさは抜群で申し分ないです。これが約1,800円は安いと思います。

手をかざしてON/OFF切り替えるモードや、赤色ライトの機能もありますが、私は使っていません。

LEDランタン

2個セットで約1,500円です。

単三電池3本で動くタイプ。

非常に明るい白い光なので、キャンプをするには雰囲気が足りませんが、非常用として使う分にはむしろ好都合です。

満充電のエネループ3本でどのくらい持つか試してみましたが、24時間経過後、光量は若干落ちるものの、まだ十分使えるレベルでした。

カセットガス・ストーブ

これもキャンプ用で買いましたが、ちょっと風があると消えてしまうので、屋内用ですね。カセット1本で3時間使えるそう。

自宅には、(電源がなくても使える)石油ストーブと、おそらく1か月はもつであろう灯油のストックがありますが、それでも足りなくなった時の保険です。非常時以外はあまり活躍する場面は少ないかもしれません。

あと、カセットコンロと、カセットガスが30本くらい。結構鍋料理をするのとキャンプでもCB缶タイプのバーナーを使うので、カセットガスはうまくローテーションできています。

カセットガスは、箱入りのものの方が本数を管理しやすくて便利です。

安い商品も売られていますが、IWATANIさんのようなちゃんとしたメーカのものは、長持ちするうえに最後までガスの圧力が落ちないので、これを選んでいます。

乾電池(単三、単四)

ANKERは、モバイルバッテリーで有名なメーカです。10年保存できるという同社の乾電池を買い増した。

普段はエネループを使っているので、これらの乾電池は非常用です。

衛生

先に、サバイバルの優先順位としてシェルター、水、火、食と書きましたが、見落としがちなのが衛生面です。

特に、飲み食いは多少我慢できても、トイレの方が我慢に限界があるので、ちゃんと準備しておく必要があります。

ビニール袋と高吸水性樹脂

黒いビニール袋を水の出なくなった便器にかぶせて、高吸水性樹脂を入れてトイレの代わりにします。

ビニール袋は一人30枚くらい用意しています。大の時だけ交換するようにすれば、1か月は持つかな?

高吸水性樹脂の方は、キャンプでラーメンの残り汁を捨てるときなどに使ってローテーションしています。

防臭袋(BOS)

おむつ処理用の防臭袋です。災害時にはごみの収集もしばらく止まりそうですから、上のトイレ用のビニール袋をこの防臭袋に入れて、ベランダなどに置いておくことを想定しています。(上の商品はペット用ですが、実際は大人のおむつ処理用を買いました。)

身体拭き用のウェットタオル

こちらも1日1枚として、約1か月分を用意しておきます。

長期間お風呂に入れず身体が汚れれば、健康状態にも影響がでそうですので、ちゃんと備えておきたいところ。

歯磨きシート

口内の衛生も大事です。水が確保できない場合の歯磨き用。

医薬品

詳細省略しますが、絆創膏、消毒液、包帯など。

普段服用している薬があれば、少しづつストックして1か月分くらいは確保しておきたいところです。

残りはまた別の記事で書きたいと思います。

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