DuPontとの合併を発表したIFFが、10%超の暴落・どう対処すべきか?

先の日曜日15日に、International Flavors and Fragrances (IFF)が、DuPontのNutrition & Biosciences部門との合併を発表しました。

https://ir.iff.com/news-releases/news-release-details/iff-merge-duponts-nutrition-biosciences-business

これをうけて、月曜日16日には、IFFの株価が10%以上暴落しています。

上記のニュースリリースによると、合併後の新会社の株式の、44.6%がIFFのホルダーに、残り55.4%がDuPontのホルダーに割り当てられるとのこと。

IFFにとっては、DuPontに飲み込まれるような形の合併になります。

合併の大きな目的は、Beyond Meat (BYND)などに代表される代替肉(Soy proteins)の分野において、味、食感、香りなどにおける両社の技術をあわせて、業界のリーダーシップをとっていくためのようです。

今後ますます生活レベルを上げていく70億の地球上の人類を養うためには、現在の家畜による食肉の供給スタイルが破綻していくことは、誰の目にも明らかでしょう。

牛肉1キログラムを生産するために必要な水の量だけでも、その20,000倍にもなるといわれています。北米地区では、食用の牛が排出する排せつ物による汚染も深刻なようです。

食肉のすべてが代替肉に置き換わるわけではないと思いますが、その割合は増えていくであろうと予想しての合併戦略なのでしょう。

問題は、仮に代替肉業界が成長産業であるとして、その成長産業のプレイヤーが必ずしも潤沢な利益を得られるわけではないということです。成長産業はすぐに激しい競争にさらされて、結局誰ももうからなかった、ということになりがちです。

合併した新会社が、そのような競争の激しい業界において、「どの生産業者も、 味、香り、食感 といった製品に欠かせない機能を得るために、必ずその企業の製品を扱わなければならない存在」になることができれば、従来のIFFの事業と同様に、ニッチな独占者の立場を保持することができるでしょう。

本当にそうなるかどうか、しばらく同社からは目が離せそうにありません。

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