[投資方針] ポートフォリオ点検・2022年10月

10月もほぼ終わりですので、月末のポートフォリオ点検をします。

前回9月末からの変化

前回からの変化は以下の通りです。

  • 退職金のドル転を進めました。当面の生活資金を差し引いた額を24分割して、前回9月末時点で7/24までドル転を進めていましたが、今回2回分進めて9/24まで完了しました。残りは15/24です。
  • TSMが前回買値からさらに10%下げたので少し買い増ししました。
  • iDeCoの毎月の引き落としと商品購入(楽天全米)が無事開始されました。

資産額の推移

10月は株価も戻したので、資産額も少し増えました。

赤線部分が履歴(実績)、青線部分が今後の見込みです。

9月末時点

10月末時点

年金の制度改定を見込んだ

10月のグラフを見ると2032年、つまり約10年後くらいのところで9月のグラフよりも今後の見込み額が少し下がっています。

これは、現在国会で議論されている国民年金の支払い期間延長を見込んだためです。現在は60歳で支払いが終わりますが、これが65歳まで延長されることを見込みました。(自分、妻とも)

さらに、これに合わせて年金受給開始も60歳から65歳に変更しました。

実際には支給額も減額される可能性がありますが、そこまでは加味していません。

いずれにせよ、全体からすればそれほど大きな影響はないと見込んでいます。

ドル転について

先ほど書いた通り、退職金について全体の9/24までドル転を進めました。

これは、退職金振り込み時点(7月初め)の為替136.6円を起点として、1%づつ円高または円安に進むか、もしくは1か月経過するごとに1/24づつドル転を進めるというルールに従ったものです。

ただ、10月半ばに為替が急速に円安が進み150円を超えた時点で、「このままルール通りドル転を進めると、あっという間に全額ドル転してしまい、その後日銀の方針転換で逆に円高に振れて大きく損失を出すのでは?」と思うようになりました。

したがって、先の「1%づつ円高または円安に進むか」というルールを、「1.5%づつ円高または円安に進むか」に変更しました。

もし仮に為替が当面現在の147円前後で推移すれば、次のドル転タイミングは来年の3月末くらいになる予定です。

もっとも、為替による変動よりも株価の変動の方が大きい傾向がありますから、今後大きな暴落チャンスがあれば、このルールを無視してドル転することもあると思います。(為替よりも株価優先)

臨機応変に。

中国リスクについて

TSMを買い増ししたので、中国リスクについても触れておきたいと思います。

習近平氏の3期目政権が確定し、これまで以上に「鶴の一声」で企業の生殺が左右されるリスクが高くなってきました。

このリスクは、香港や中国本土に上場している中国企業だけでなく、TSMC、テスラ、アップルといったその生産や市場を中国に大きく依存している企業にもあります。

私は、TSMCとテスラを保有していますが、これらの銘柄については今後の買い増しは慎重に行いたいと考えています。(よほど株価が大きく下げないと買い増ししないと思います。)

今後買い増ししたい銘柄

3Q決算(企業によっては1Q, 4Q)もほぼ一通り出そろいました。

保有銘柄のうち、特に決算に問題がなく、かつ保有割合が少ない銘柄を買い増ししたいと思っています。

その一番の候補がベリサイン(VRSN)です。

ただ、先週末に9%以上上がってしまいました。みな考えることは同じなのかもしれませんね。

ちなみに私は買いそびれました・・・。恥を忍んで高値で買うのか、再度安値が回ってくるのを待つか、悩みどころです。

ポートフォリオ

最後に現時点のポートフォリオです。

ドル現金は、全額MMFに入れています。現在の利回り(税前)は2.533%です。

3Q決算が悪かったアマゾン(AMZN)については、配送センターの自動化が進んでコスト減に成功するまで気長に待ちたいと考えています。

投資と人生は自己責任で。

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