S&P500指数で有名なSPGI社が4Q決算を発表しました。(同社リリース)
事業内容・セグメント
S&P500などの指数事業は実は同社の主力ではなく、格付け事業(Rating)が売上、利益の大半を占めています。
また、この格付け事業は利益率も非常に高いです。
IHS Markit社の買収
2020年に英国の情報サービス会社IHS Markit社の買収を発表しました。現時点でUK、EU、US、カナダ各国当局の認許待ちのようです。
PL
前年比で、売上は11.5%増、営業利益は16.7%増、最終利益は29.3%増です。(12か月)
売上の伸びよりも、利益の伸びが高いのはよいことですね。
CF
高い利益の伸びに対して、営業CFは0.9%の伸びにとどまっています。
これは営業CFマージンを見るとわかるように、 昨年2020年度の営業CFが非常に良かったためです。昨年度の営業CFがよかった理由は、「負債の償却に伴う損失」(の利益からの控除)などによるものです。
なお、2021年度のフリーCFには、IHS Markit社買収に伴う費用$3.5Bは含まれていません。
株主還元
配当は増えているものの、例年大量に実施されている自社株買いは、2021年度は「なし」です。これは、IHS Markit社買収の費用確保のためとのことです。
株価とまとめ
5年チャート(Yahoo Financeより):
PER(TTM)は34.47、配当利率は0.74%。
少し首をもたげたようなチャートになっているので、心理的に買い増ししやすそうです。
私の資産に対する保有割合は1%未満です。
もっと買い増すべきか、少し考えてみます。
投資と人生は自己責任で。
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