北米の鉄道会社ユニオン・パシフィックの3Q決算が発表されました。(同社リリース)
前年度比で、売上11%減、営業利益9%減です。2Qでは同、売上24%減、営業利益27%減ですから、コロナ禍の影響からも徐々に回復しているといえるでしょう。(2Q決算の過去記事)
株価は市場の期待に沿えなかったのか、6.19%と大きく下げています。
1年チャート:
固定費もちゃんと下がっている
鉄道会社は、装置産業・設備産業の典型なので、普通ならば売上が下がると、固定費が利益を圧迫します。
しかし、同社の場合売上11%減に対して、営業利益は9%しか下がっていません。
これは、以下のように固定費を含む各種費用の削減にもちゃんと成功しているためです。
- Compensation and benefits 11%減
- Purchased services and materials 11%減
- Fuel 40%減
- Equipment and other rents 8%減
2Qの場合と同様、燃料(fuel)の値下がりは特に企業努力というわけではないと思いますが、効果は大きいようです。
継続保有でOK
コロナ禍の影響がどこまで続くのか予想はつきません。
しかし、その影響下でも同社がちゃんと利益を上げられているということが重要です。
継続保有でOK。
6%も株価が下げているので買い増しも検討したいところですが、私の場合ポートフォリオに占める同社の割合が10%を大きく超えているので、そのままで。
投資と人生は自己責任で。
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