10連休も終わってしまいましたね。
私はこの10日間は「退職後の生活のシミュレーションの機会」と考えて、旅行もその他のイベントも特に計画せず、本当に退職したつもりになって過ごすことにしました。
同じような考えでこの10日間を過ごした方も多いと思います。
退職するまでの間に、こんな長期間休みをとる機会はそうそうないでしょうから、どんな感じだったか記録に残しておきたいと思います。
起床・就寝
目標は「仕事をしている普段通りの時間に寝起きすること」でした。
1日目、2日目くらいは、だいたいいつもどおりの時間に起き出せたものの、10日のうち3日ほど飲みに出たせいもあって、9時過ぎとかに起きるときもありました。
しかし、夜遅くまでだらだら起きているということはなく、日付けが変わる前にはちゃんと床についていました。
人間の体内時計は25時間くらいなので、起きたいときに起きて、寝たいときに寝ていると、だんだん生活時間が後ろにずれてくる、と聞いたことがあります。
確かに、学生時代のだらだらしていたときを思い返すと、お昼過ぎとか本当に恥ずかしいような時間に寝起きしていたこともあります。
歳をとったせいだと思いますが、おそらく、退職後もちゃんと朝起きて夜寝るリズムを保つのは、大丈夫だと思いました。
何をしていた?
遠くに時間をかけて遊びに行くというイベントごとはありませんでした。
朝起きると、平日ならまず米国市場の結果をさっと見ます。そして、新聞(電子版)に目を通して、その他ネットの情報を見て。ここまででだいたい1時間。
そして、ブログのネタがあるときには、そのあとに書いていきます。10日間に書いた記事は、この記事を除いて7本でした。1本あたりの文字数はたいして多くないので、そんなに頑張って書いたとは言えませんね。
そのあと朝食を済ませて、残りの午前中は、インプットの時間です。
本は2冊しか読みませんでした。このブログで紹介したFPの本と、シーゲル教授の「株式投資」を流し読み。年間だいたい50冊くらいは読むのですが、どうしても「たくさん読みたくなる時」と「読みたくなくなる時」の波があります。いまはちょうど後者で、「活字は、おなか一杯」という状態でした。
その代わりに、ユーチューブの動画をよく見ました。エンタメ系ではなく、ビジネス系、特に不動産投資系のものをたくさん見ました。ブームになっているせいか、数多くの動画が紹介されています。
実際に中古物件の見学をして、専門家がどんな点をチェックするかを指南するもの。大家さんがDIYで物件の内装を修理するもの。銀行から融資を受けるための「面談」の模擬練習の動画。 そして、「不動産業界の闇」を暴く、暴露もの。
実際に不動産投資をするつもりはありませんが、非常に面白くて飽きません。
お昼ご飯を食べた後は、運動の時間です。会員になっている24時間のジムに行くか、近所の散歩です。ジムは、10日のうち、ちょうど半分の5日通いました。1回あたり、筋トレとバイクでだいたい40分くらい。こんなペースならば、退職後も続けられそうだと思いました。
夕食は、休み中誰も料理したがらないので、だいたい外食です。食事メインで「生きるために喰う」ケースと、お酒も入って何件かはしごする「喰うために生きる」ケース、だいたい7:3の割合でした。
あとは、動画の続きを見たり、ゲームをしたり。
他にやってみたかったこと
何か社会につながるような活動を見つけるために、いろいろ考えてみたりはしました。
50歳過ぎてもできそうなアルバイトやフリーランスの仕事。様々なボランティア(アニマルレスキューとか)。大学に戻って勉強してみる。絵画や音楽などの習い事。あるいは、ブログやユーチューブで本気で発信してみる。
しかし、どれも、頭の中で考えるだけで行動にはつながりません。
生活費用
たいして外出はしなかったので、かかった費用はほとんどが「外食代」でした。
仮にどこかに旅行に行っても、結局3食ほとんど外食になるわけですから、休暇中の出費としては、まあしょうがないかなという感じです。
退職してからは、さすがに毎日外食というわけにはいかないでしょう。金銭的にも、栄養的にも。
一番良いのは、家族任せにせず、自分自身で料理をすることでしょう。(実践はできませんでしたが。)
ちゃんと家計簿はつけているので、食費のコントロールはちゃんとできると考えています。
外食は、料理をしなくてもよいというメリットだけではなく、その場で交わされる会話にも意味があると思っています。
ご近所の、個人経営のお店何軒にローテーションで通っています。お店の人とたわいない世間話をするのが、退職後の生活には潤いを与えてくれそうです。といっても、しょせん自分から見て「貨幣空間」にいる方たちなので、それなりの淡い関係です。
まとめ
やはり、やることを決めていないと、ダラダラと過ごしてしまいそうです。
「長期投資」以外に経済的な活動をしないのなら、そもそもお金を稼ぐために使う時間はわずかです。
今回だと、Amazon参入の脅威にさらされるCHロビンソンと、そのAmazon株のバークシャーによる購入という「イベント」にたいして、どうする対応するかを検討しました。
「暇で暇でしょうがない」というようなネガティブな感覚はありませんでした。
その一番の理由は、家族ともども健康で一緒に居れることだと思います。当たり前ことに感謝です。
あとは、先に書いたように外食を楽しむ余裕があったことと、ユーチューブなりゲームなり、無料もしくは安価なコストで時間を楽しむ手段が、今の時代には豊富にあふれているからでしょう。
「何もしないで過ごしても、苦痛ではない」ベースはできていると思います。
そのうえで、じっくりと時間をかけてやりたいことを見つけていっても、よいかもしれません。
ただし、将来一人で暮らすようなことになった時に、孤独にさいなまれるような事態になる恐れは十分あります。
あとはお金。あとどれだけ働く必要があるか。医療や介護による多額の出費など、最悪の事態を考えれば金額にキリがありません。どこかで割り切る必要がありますね。一回きりの人生ですから。
さて、今日からまた、お金を稼ぐための仕事です。頑張りましょう。