はい、相変わらず更新サボりまくっています・・・。
言い訳100%なのを承知で言いますが、たとえ投資活動やブログ更新を放置していても、適切な銘柄を保有してさえいれば、時間とともに資産が増えていく。それが投資の素晴らしいところですね。(やっぱり言い訳ですね・・・)
さて、このブログの中国株の注目銘柄の一つである中国ガス(0384.HK)の監査付き決算(アニュアルレポート)が発表されました。
2018/3本決算の結果自体は、6/22にすでに発表されていますが、キャッシュフローが発表されていないので、会計の素人の私は決算チェックを保留していました。(プロの方ならキャッシュフローも計算できるのかもしれませんけど。)
さっそく内容を見ていきましょう。(画像はIRおよびYahoo financeから。)
まずはハイライト情報から。
注目すべき点は、ガスの販売量が前年比で52.6%も増えている点です。
天然ガスも化石燃料の一つです。地球温暖化対策の面から言えば、一見嫌われ者の印象があります。
しかし、石炭、石油に比べればクリーンなエネルギーです。それは燃やすとCO2になる炭素よりも、H2Oになる水素を多く含んでいるからです。
中国政府も、「石炭をガスに置き換える」政策をすすめているようです。
そして、これは個人的な印象ですが、中華料理にはガスの火力が欠かせないと思うのです。強力な火力で調理してこその中華。IHヒーターでちまちま調理している中華料理なんて、想像できませんよね・・・。
また、天然ガスの用途はエネルギーだけではなく、肥料製造に不可欠なアンモニアの材料となることです。極論すれば、我々人類は天然ガスを食べているといえるかもしれません。
20年後、30年後はわかりませんが、少なくともこの先10年は、中国国内に限らず、世界的な天然ガス需要は伸び続けると考えています。
そして、(私の関心が中国株から米国株に移りつつある中で)この銘柄は、中国株として注目に値する少ない銘柄の一つだと思っています。
売上・利益
65%の増収、42%の増益。
バランスシート
上下に膨らんでいますが、問題なし。
比率
ROA、ROEとも上昇しています。
利益配分と再投資の効果
直近12年の利益の増加と内部留保の比率は、30%です。これは良好といえるでしょう。
キャッシュフロー
2018/3は投資超過です。(フリーキャッシュフローはマイナス。)
しかし、この成長っぷりを考えると単年度としては許容できると考えます。このさき、2,3年単位で様子を見ていきたいと思います。
株価
10年チャートとスナップショットです。
注目に値すべき銘柄ですが、それゆえに株価も高いです。
実績PERは28.37。予想利率は1.03%。
ちょっと買いづらい時期ですね。
例によってウォッチリストに入れて、買い時を探っていきたいと思います。大きな押し目もなかなかないと思いますけど。
よかったら押してください。