日経新聞に、貴州茅台酒(600519.ss)が中国本土株の中で時価総額トップに躍り出たと報じられていました。
同社は、このブログでも一度取り上げたことがあります(過去記事)。
中国の白酒(パイチュウ)の中でも最高級品である茅台酒(マオタイ酒)を製造しています。
アマゾンで調べてみると、500mlのボトルの価格が、なんと35,000円です。(2年半前には約25,000円でした・・・)
生産量をあえて抑えて、希少感を作り出しているとのこと。高級車業界におけるフェラーリと同じ戦略ですね。
株価もぐんぐん上がり続けています。5年チャート:
2年半くらい前に前回の記事を書いたときにも、「良い企業であることは間違いないと思いますが、良い価格かというと疑問」と書きましたが、その時から株価はすでに約2倍まで高騰しています。
PLとCFをモーニングスターのサイトから拾ってみます。
(画像は morningstar.com から)
売り上げの伸びもすごいですが、利益率も約50%と驚異的です。
投資CFはほとんどゼロで、まさに「キャッシュを生み出すマシーン」だといえます。営業CFに比べて、主に配当である財務CFが少ないですが、その差額は手持ち現金として積み上げられているようです。
1年チャート:
3月のコロナショックで多少値を下げたものの、その後の「巣ごもり投資」によって急騰しているのだそうです。
2年半と同じく、「良い銘柄だか、良い価格とはいえない」と結論しておきたいと思います。
そんなこと言っているうちに、また株価はすいすいと上がっていき、それを指をくわえてみているだけになるのかもしれません。しかし、世の中にある全ての優良株を保有できるわけでもありませんし、やっぱり買値は大事です。
Evernoteの記録を見ると、同社に目を付けたのがちょうど5年前くらい。その時に買いの決断をできなかった時点で、「ご縁がなかった」ということなのかもしれません。
本土A株ですが、楽天証券他いくつかのネット証券で買えるようです。ただし、日本円決済のみ。為替手数料が往復ビンタでかかってきます。
投資と人生は自己責任で。
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