中国ガス(0384.HK)が、2018/3決算発表を前にして、45%超の増益を発表しました。
同社については以前の記事でも取り上げていますが、中国の旺盛なガス需要を受け、買収を繰り返して順調に成長を続けています。
しかし、この増益はすでに株価に織り込まれているらしく、増益の発表の「2営業日前」に7%近く株価を下げています。(大きな発表の前に株価が動いてしまうのは、やっぱり香港株の仕方がないところなのでしょう・・・。)
2017/3決算のEPSが0.845 HKDですから、この45%増しとしてEPSは1.225 HKD。現在の株価33.90からPERを計算すると、27.7です。
素人目にも、ちょっと手を出しづらい価格ですね。
同社の業績は、当面の間は順調に成長を続け、さらにこの先どこかで飽和したとしても安定して利益を上げ続けるでしょう。(ガス田が枯れてしまうか、あるいは、ガスにとって代わるエネルギー源が出てこない限り。)
同社の約15年のチャートです。
実は2004年に中国株で投資を始めた当時、この銘柄はすでにスコープの中にありました。しかし、何度か手を出したことがあるものの、残念ながら長期で保有することはありませんでした。もし2004年当時からずっと持ち続けていたら、今頃はとっくにリタイアできていますね・・・。
おっと、いいたいことは、そういう「たられば」話ではなく、このチャートのギザギザ具合のことです。
米国・優良・ディフェンシブ銘柄の、押し目らしい押し目がない、きれいな右肩上がりのチャートとは大違いです。
特にこの1年で株価が急騰しています。
先のことはわからないとはいえ、この先数年待てば、また「買い時」が来る可能性は高いと思っています。来なければそれまでの話。
近日中に2018/3決算が出るはずですので、詳しくチェックしたいと思います。
よかったら押してください。