退職後のサラリーマン個人投資家が海外移住するための知識やスキル

退職後の海外移住も視野に入れています。

特定の国を具体的に考えているわけではありません。

漠然とした日本の将来への不安から、「持ち家もないし、退職したら日本にこだわる理由はあまりないな」と思っています。

どこで外食してもまあまあおいしいし、コンビニも便利だし、携帯・ネットも安くなったし、そこそこ大きな都市なら車がなくても暮らしていけるし、たまに気を失うまで飲んでもちゃんと家に帰れるくらい安全だし?・・・総じて住みやすい国だとは思います。

しかし今後、若者に対する老人の割合がますます増えていくことは確実です。

そして、それに伴う年金支給額の引き下げや様々な形の増税によって、老人のくらしが悪くなる一方で、若者の負担も増えていく一方であることも、確実です。

若者の、老人たちに対する「恨み」も、どんどん積もっていくことでしょう。

そんなところに、ずっと暮らしていくのはあまり気持ちの良いものではないかもしれませんね・・・。

考えたくもないことですが、南海トラフ巨大地震が本当に来てしまって、壊滅的になった日本の復興のために、「資産税」なんかが導入されるかもしれません。(日本は戦後「預金封鎖」をした前科もあるようですし。)

人だけでなく、お金も脱出しておく必要があるかな?

海外に住むためには知識やスキルが必要

私は海外生活や海外旅行の経験は少ししかありませんし、人様に対してあれこれアドバイスできるようなレベルではありません。

しかし、海外生活をするにあたって必要なものは「お金」だけではなく、理屈から考えて、いろいろな知識やスキルが必要であろうことは、わかります。

「サラリーマンを退職した個人投資家」が海外移住をするにあたって必要になりそうな知識やスキルをあげてみます。

ビザ関連

国によってビザが下りる条件は異なりますし、日々ルールは変わります。

数か月だけ「長期滞在者」として暮らしたいのか、あるいは、その国に骨をうずめるつもりで永住したいかによっても、ビザの要否や種類も変わってきます。

この辺は、ネットで比較的簡単に調べられそうです(人気のある国なら)。

現地の法令

ビザにも関わりますが、現地の法令についてもある程度知っておく必要があります。

特に「居住者」として投資活動をするのであれば、投資に関わる税についての知識や、納税の手続き等のノウハウも欠かせないでしょう。

国によっては、「言語の壁」が立ちはだかることもあるでしょう。

香港やシンガポールはキャピタルゲイン税がかからないそうですが、そもそも生活費が高くて、「超富裕層」でないと暮らすのが難しそうです。

日本の法令

海外移住に関する日本の法令についても知っておく必要があります。

住んでいる自治体で海外への「転出届」を出せば、住民税を支払う必要がありません。(その年の1月1日に日本居住でなければ)

日本の居住者でなくなれば、キャピタルゲイン税や配当税も支払う必要はありません。

しかしそのせいで、日本の証券会社を使っている場合には、非居住者となったら原則口座を廃止する必要があります。(証券会社によっては「一時停止」もできるようですが、売買はできません。証券会社が面倒を嫌がっているというより、当局の指導なのかもしれません。)

海外の口座だと、香港のHSBC銀行とBOOM証券がポピュラーなようです。しかし、HSBCの口座開設もいろいろと手続きが必要なようですし、原則香港現地に行って手続きが必要になるようです。

1億円以上の資産を日本から海外の口座に持ち出す場合には、「出国税」もかかるようです。(残念ながら、まだその心配の必要はないですが・・・)

キャピタルゲインがうんと乗っていれば、いったん売却することよって多額の税金をとられます。

あと、自分が死んだ後の話になりますが、非居住者の相続についてもルールがあります。

医療

歳をとってくると医者の世話になる確率や頻度が上がります。

余程発展の遅れた国でなければ、まともな質の医療機関はあるでしょう。問題はお金。

日本の居住者のままであれば、いったん全額を自費負担したうえで、事後日本の健康保険に請求することができます。いろいろ条件はあるようですが。

「転出届」を出すと、その際に国民健康保険の保険証を返却しなければならないようです。

現地で医療保険に入る必要がありますが、いくらくらいかかるか調べておく必要があります。

生活

海外移住というと、「生活コストが安い」というイメージがあります。

しかし、住居費(おそらく賃貸になると思います)、食費、光熱費、ネット関連、車に乗るのならその関連費用など、国や都市によっては日本より結構高かったりするようです。

消費税も日本の10%どころではない国も多いですね。

あと、個人的な事情ですが、「トイレ」が近い方なので、公衆トイレがどの程度充実しているかも、結構重要だったりします。

(行ったことがない国や都市に滞在する場合には、まず行動範囲内の公衆トイレの探索から始めてしまいます・・・。)

日本のように、どこでもコンビニや駅のトイレを使えるような国は、珍しいのではないでしょうか。

ウォシュレットがないのは、あきらめるしかないですね・・・。(自分で持っていく?)

治安

事前にいろいろなソースから調べておく必要があります。

実際には危ない場所でも、ぱっと見はそうは見えないようなところもありますし。実際に危ない目にあってからでは遅い。

国全体が危ないところは、最初から除外で・・・。

言語

自分の英語のスキルも大事ですし、現地の人がどれだけ英語を話してくれるかも重要です。

台湾、韓国あたりだと、カフェなどで働いているような若い人はたいだい英語をしゃべってくれますね。(日本語はあまり聞いたことがありませんが)

現地語を一から勉強するのは、あくまで「趣味」の範囲くらいになると思います。日常生活で普通に使えるようになるには、それなりの時間と努力が必要でしょう。

そして

いったん海外移住を断行したものの、歳を重ねるに伴い「日本が恋しく」なるかもしれません。

あるいは、介護が必要な状態になってしまうと、言葉や文化の異なる海外に住み続けるのは事実上無理かもしれません。(介護保険も使えませんし。)

いつかは日本に戻ってくる可能性があることも、計画のうちに入れておく必要があります。

* * *

と、妄想がどんどんと膨らんでいきますので、今日はここまで。

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