今世紀、価値を持つのは「データ」、不足するのは「水」

世界の水不足に関するニュースが目につきました。

メコン川、ダム建設で100年ぶり渇水 下流国とあつれき(日経新聞)

排水浄化に7700億円 シンガポール、隣国依存脱却へ 水と戦うアジア(下) (日経新聞)

「20世紀は石油の世紀、21世紀はデータの世紀」なんてよく言われます。データを持つ者がますます富を得る社会になっています。

しかし、人間が生活するにあたってどうしても欠かせないのが「水」です。

その水が、発展途上国の人々の生活水準向上(食生活を含む)や気候変動によって足りなくなるという事態が、世界中で起きています。上の記事は東南アジアに関連するものですが、中近東、アフリカでも深刻な状況が発生していることでしょう。

足りなくなるものは、値段が高くなります。それを供給するものは、大きな利益を上げることができそうです。

水関連だと、世界メジャーのスエズやヴェオリアなどが有名です。

シンガポールのハイフラックスも有名ですが、経営が苦しいというニュースをよく目にします。

中国株関連だと、中国水務(0855.HK)や北控水務(0371.HK)など。

日本だとオリックス(8591.T)が水道民営化事業を始めています。オリックスは上の0855.HKにも出資しています。

水道事業は、おのずと独占事業になりやすいです。ですので、安定した利益が約束されます。

しかし、公共事業でもあるので、政府の規制によりあまり暴利をむさぼることは難しいでしょう。

上下水道事業を行う企業だけでなく、海水淡水化や汚水再生の設備や浄水膜などを作るメーカもありますが、独占力があるかどうかは疑問です。

このブログで現在注目しているのは、0371.HKくらいですが、水関連の投資先については、今後も注目していきたいと考えています。

投資と人生は自己責任で。

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