【急落】CHロビンソン(CHRW) ― Amazonの同業参入の脅威

北米で物流トラックのブローケージサービスを提供しているCHロビンソン(CHRW)が急落しています。

Yahoo financeのニュース欄を見てみると、Amazonが同業となるトラックのブローケージサービスに参入するみたいです。

https://www.barrons.com/articles/amazon-coms-one-day-shipping-is-hitting-trucking-stocks-it-shouldnt-51556562138?siteid=yhoof2&yptr=yahoo

https://www.freightwaves.com/news/breaking-amazons-digital-freight-brokerage-platform-goes-live?mod=article_inline

既にサービス用のウェブサイトもできています。

https://freight.amazon.com/

CHロビンソンについては、先日Uberが同業に参入してくる報道があったばかりです。(過去記事

CHロビンソンの強みは、数多くの利用者を結びつけ、利用者の数が多いことが個々の利用者のメリットとなる「ネットワーク効果」にあります。

例えば、マイクロソフトのオフィスやE-bayがその例です。

ネットワーク効果はいったん築いてしまえば、他社が新に同じようなネットワークを構築して、利用者を奪うことは非常に難しいため、「最も強い経済的な堀」といわれています。

しかし、今回のCHロビンソンの例に見るように、UberやAmazonのような、「すでに他のサービスで強力なネットワークを持っている巨人」が参入してくると、ひとたまりもないのかもしれません。

CHロビンソンは、明日4月30日の引け後に1Q決算を発表するようです。

当然またAmazon参入の影響は表れていないはずですが、要注意です。

「10年刑務所に入っていても安心して持ち続けられる銘柄」が理想ですが、CHロビンソンはその理想からはちょっと離れているかな、という感じですね。

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