昨夜(10/11)、FASTが+17.15%と急騰しています。
(Yahoo financeより)
Yahoo Financeのニュースを見ると、発表された3Qが市場予想を上回ったためとのこと。
持ち株が上がって、見かけの資産も増えたので、うれしいといえばうれしいのですけれど、なんか「ふーん」という感じです。
株式については、あくまで長期投資、つまり永続的に利益を上げ続けると考えられる企業をずっと保有するスタンスですので、株価が上がったからといって利益確定するつもりもありません。
自分の資産についても、もちろん総額も気になりますが、最近はルックスルー利益(EPS×保有株数)の方を重視するようになりました。当然、株価が上がろうが下がろうが、ルックスルー利益が変化するわけではありません。
株価が上がっても、結局内心ほくそ笑むくらいで、他にやるべきことはありません。
逆に株価が大きく下がった時には、判断を迫られます。
- 下がった理由が、永続性を損なうようなもの、例えば強力な競争相手が現れたとか、法令・規制の変更で事業に支障がでるとか、社会変化に伴いニーズが減ることが予想される、などであれば、売りを検討する必要があります。
- 逆に、下がった理由が、一時的なものであり永続性を損なうようなものでない場合、例えば(財務に致命的な影響を及ぼさない範囲の)訴訟沙汰とか、トップのスキャンダルとか、一時的な業績落ち込みなどであれば、継続保有でOK、そして手持にキャッシュがあれば買い増しを検討します。
過去の例を挙げると、UNPの株価が2015年頃に、石炭輸送需要落ち込みなどの理由で大きく下げたことがありました。この時に仕込めていれば、現在株価は2倍以上になっています。
チポトレメキシカン(CMG)の株価も、2017年の食中毒スキャンダルで大きく下げましたが、その後ちゃんと対策を講じて消費者の信頼を回復し、株価も約3倍になろうとしています。もっとも、この場合にはスキャンダルを機に消費者にそっぽを向かれてしまうリスクもあったので、買うべきだったかどうかはちょっと疑問ですけれど。
長期投資の最大の敵は「退屈」かもしれません。
投資と人生は自己責任で。