北米で廃棄物処理を手がけるウェイストマネジメント社の4Q決算が発表されました。(同社リリース)
世の中になくてはならない事業ではあるものの、COVID-19の影響を受け、売上1.5%減、営業利益と最終利益はそれぞれ約10%減となりました。(通年)
営業利益率は1.5ポイント減、最終利益率は1.0ポイント減。
利益低下の主な理由は、CODIV-19対応による販管費などの固定費の上昇です。
販管費率は0.8ポイント上昇。(下のグラフの青線)
同業他社の買収
4Qに、同業他社Advanced Disposal社を買収しました。
これにより投資CFが大きく流出し、フリーCFはマイナスに転落しています。
2021年度以降は、この買収の成果が反映されてくるでしょう。
その他の指標
ROA,ROE: どちらも徐々に低下傾向ですが、ROEはまだ20%を維持。今後これを大きく割ることがあれば、要注意です。
営業CFマージン:2.7ポイント下がりました。これも今後も下がり続けるようなら要注意。
バランスシート: 買収で少し膨らみました。
株主還元
還元率は89%です。
株価とまとめ
5年チャート(Yahoo Financeより):
私の資産に対する保有比率は6.5%。
よほど大きく下げない限り、買い増しはなしです。
同社は、(嫌われつつも)世の中になくてはならないNIMBY企業です。
COVID-19の影響がなくなったあと、ちゃんと利益率やROEが回復するか、また、今期の買収を成功させられるか、この2点を今後継続観察していきたいと思います。
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