昨日3Q決算の記事を書いたばかりのIFFですが、結局全部売ってしまいました。
その理由について解説していきます。
売った理由
売った理由は、以下の通りです。
- 前年比で、売上がほとんど横ばいなのに、営業利益が大きく下がっている。(コストが増大している。)
- コロナ禍の影響だけでなく、Frutarom社買収に伴い財務状況が悪化している。(利息負担が大きくなってきている。)
- ROE、ROAも下がってきており、「今新規に買うか?」と自問すれば、「買わない」と判断しそう。
- 4月、5月に香港株を売った利益が出ているので、節税のために損失を確定させたい。(これは個人的な理由)
未来を予想するのは難しい
もちろん、今後コロナ禍の影響が解消したり、F社買収の効果も出てきたりして、業績が回復するかもしれません。
しかし、本当にそうなるかどうか、今の時点で判断することができません。
「業績は過去の記録であって、大事なのはその企業の将来」といわれることも多いですが、そういう未来を精度よく予測するのは、仮に同社の内部にいても難しいことですし、我々外部の人間にはなおさらでしょう。
強固な参入障壁を築き安定して業績を上げている企業の株を保有し、その参入障壁の状態や業績を観察しながら保有を続ける、というのが、私の投資の基本的な姿勢です。
損益
2018年5月から約1年半保有して、約14%の損失がでました。
5年チャート:
売却後のポジション
IFFを売った結果、現在のポジションは以下のようになりました。
UNP ― 15%
WM ― 8%
AMZN ― 7%
V ― 6%
FAST ― 6%
JNJ ― 6%
DIS ― 5%
PM & MO ― 5%
MKC ― 5%
KO ― 5%
NCT ― 4%
BBH ― 2%
MCD ― 2%
VOO ― 2%
0914.HK ― 2%
1655.T ― 1%
9434.T ― 1%
キャッシュ ― 15%
足して100%になりませんが、これは優待目当ての日本株を持っていることなどによります。
PMとMOは、ひとかたまりにして考えています。
どの銘柄もだいたい5%くらいづつ保有したいと考えているので、今後の買い増し候補は、MCD、0914.HK、9434.T(ソフトバンク)あたりです。
リバランスのために保有割合が多い銘柄を売ることは、考えていません。
投資と人生は自己責任で。
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