北米で物流トラックのブローケージサービスを提供しているCHロビンソン(CHRW)が急落しています。
Yahoo financeのニュース欄を見てみると、Amazonが同業となるトラックのブローケージサービスに参入するみたいです。
既にサービス用のウェブサイトもできています。
CHロビンソンについては、先日Uberが同業に参入してくる報道があったばかりです。(過去記事)
CHロビンソンの強みは、数多くの利用者を結びつけ、利用者の数が多いことが個々の利用者のメリットとなる「ネットワーク効果」にあります。
例えば、マイクロソフトのオフィスやE-bayがその例です。
ネットワーク効果はいったん築いてしまえば、他社が新に同じようなネットワークを構築して、利用者を奪うことは非常に難しいため、「最も強い経済的な堀」といわれています。
しかし、今回のCHロビンソンの例に見るように、UberやAmazonのような、「すでに他のサービスで強力なネットワークを持っている巨人」が参入してくると、ひとたまりもないのかもしれません。
CHロビンソンは、明日4月30日の引け後に1Q決算を発表するようです。
当然またAmazon参入の影響は表れていないはずですが、要注意です。
「10年刑務所に入っていても安心して持ち続けられる銘柄」が理想ですが、CHロビンソンはその理想からはちょっと離れているかな、という感じですね。
(関連記事)