今日3/20(金)は祝日で、天気もいいので本当はキャンプに行きたいところですが、周囲の合意がえられず(涙)、仕方なく部屋でコーヒーを飲みながら香港市場の株価を眺めたりしています。
今回のコロナ騒動に伴う暴落の先行きは見えませんが、ここで一旦落ち着いて、保有銘柄の被害状況をまとめておきます。
グーグルシートのgooglefinance関数に”high52″という属性があって、これを使って直近52週間(約1年)の最高値を取得できます。
この数値と現在の株価を比較して、最高値からどれだけ株価が下がっているかを計算してみます。例えば、MCDなら以下のように計算します。
=googlefinance(“MCD”,”price”) / googlefinance(“MCD”,”high52″) – 1
私の保有銘柄のうち、香港、米国上場のものの状況は以下の通りです。
0177.HK -34.89%
0371.HK -42.37%
0384.HK -32.19%
3918.HK -46.00%
DIS -38.12%
MKC -28.04%
FAST -17.83%
IFF -29.77%
JNJ -17.77%
MO -35.90%
PM -28.37%
UNP -35.62%
V -28.91%
WM -21.25%
AMZN -13.95%
MCD -32.64%
VOO -29.29%
VOOがだいたい3割減、各銘柄もだいたいこのくらい下げているものが多いですね。
ナガコープ(3918.HK) ― マイナス46%
一番暴落が激しいのが、ナガコープ(3918.HK)の-46%ですね。ほぼ半額になっています。まあ、中国のお金持ちをカンボジアに呼んでカジノをさせる事業ですから、コロナ騒動の被害を最も受けているでしょう。
当面の売上、利益の減少は避けられないでしょうが、ポイントは財務的に破綻するリスクがあるかどうか、つまり、このコロナ騒動が落ち着くまで生き延びられるかどうかということです。
同社のバランスシートの推移です:
2017年まではほぼ無借金でしたが、2018年からNaga3開発のための借り入れを開始しています。
とはいえ、2019/12決算で、営業利益572 M USDに対して、ファイナンスコストはわずか20 M USDです。
また、現金同等物も273 M USDあります。
当面1、2年利益の低迷が続いても、即破綻となるリスクはないでしょう。
北控水務(0371.HK) ― マイナス42.37%
次に激しいのが北控水務(0371.HK)の-42.37%です。
同社は売り上げをキャッシュではなく、BOTで契約した設備の将来の運営権という形で受け取っています。したがって、営業キャッシュフローはずっとマイナスで、借入金を増やしてバランスをとっています。
2019/12決算はまだ発表されていません。2018/12までのバランスシートです。
同じくCF:財務CFがとびぬけています。
上水、下水という人が生活するうえで欠かせない商品を提供していますが、事業用の用途もあるはずなので、売上、利益の低迷もありそうです。
営業利益約8,000 M HKDに対して、ファイナンスコストが約2,100 M HKD。まあ、少々利益が低迷しても破綻にまで陥ることはなさそうですが、近日中に発表される2019/12決算は要チェックです。
その他
あと心配なのは、事業拡大に向けて急にバランスシートが膨らんでいるDISでしょうか。この辺も追ってチェックしていきたいと思います。
投資と人生は自己責任で。
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