米カジノ企業のウィン・リゾートのCEOのセクハラ疑惑ニュースで、株価が10%以上も下がっていますね。
米カジノ王にセクハラ疑惑、株価急落(WSJ日本語版)
問題はこのスキャンダルがカジノの本業に影響するかどうか、そして、影響するとしたらそれが一時的なものかあるいは長期にわたるものかとうことです。
「CEOがセクハラをするようなカジノになんか行くのはやめよう」なんて思う人が、もしかしたらいるかもしれませんが、「長期にわたる影響」ではないですよね。
しかも、サンズなどの他の米カジノ企業と同様に、ラスベガスよりもマカオにおける売り上げのほうが大きくなっているはずです(調べていません)。
→ (2018/1/30追記)調べました。1年分違いますが、子会社のウィン・マカオ(1128.HK)の2016/12売り上げが約2,800 M USDに対して、ウィン・リゾート(WYNN)の2017/12の売り上げが6,306 M USDです。前者は後者に含まれるので、おおよそ半分がマカオからの売り上げということです。
長期的な影響があるとすれば、WSJの記事にあるように現在予定中のボストン郊外へのカジノ建設への影響があるということでしょう。でも、こんなスキャンダルで中止になるような計画でしょうか。
少なくとも10%下げる前よりは、約10%分お買い得でしょう。今のPER 24.82が高いかどうかですが。
ここ1年で株価はほぼ倍になっていますね。しかも年明け以降急騰していた分の半分くらいの下落です。まぁ、上がりすぎていたところに売るきっかけができた、というところでしょう。
静観。
よかったら押してください。