[早期退職] お世話になった職場の方に、退職のあいさつをしてきました

2022年3月末の最終出社日まで、あといよいよ数日を残すのみとなりました。

最終出社日には、今の職場で昼礼か夕礼で最後のごあいさつをする予定です。

それに先立ち、2年ほど前に異動した、以前の職場(同じ会社です)に赴き、そこでお世話になった方々に直接退職のごあいさつをする機会がありました。

約2年ぶりに訪れた職場

場所は異なれど、以前の職場と今の職場は業務上深く関係しているので、メールやビデオ会議でやり取りすることはよくありました。

しかしコロナ禍のため、原則出張はできませんでしたので、異動して以来、初めての再訪となりました。

かつて、暑い夏の日も、寒い冬の日も、毎朝ため息をつきながら眺めていた建物を、再度しみじみと見上げてみます。よくここに、何年も、毎日毎日通ったものだと感心したりもします。

アポなしで訪問したのと、在宅勤務や休暇で不在の方もいたこともあり、会いたかった全員にお会いできたわけではありませんが、だいたい30人程度の方に個別にごあいさつすることができました。

また、一部の方とは、少人数で昼食や夕食をご一緒させていただきました。

「定年退職します」と伝えた

現在50代半ばで、60歳の定年まであと数年残っていますが、会社の制度的には「定年退職」扱いになると人事の方から聞いていました。6月に異動の通知がされる際にも、単なる「退職」ではなく「定年退職」として記載されるようです。(私自身がそれを見ることはありませんが)

ですので、ごあいさつの冒頭では、皆さんに「このたび定年退職することになりました」とお伝えしました。

単に「退職することになりました」というよりは、退職の理由がちゃんと伝わると思ったからです。

ただ、私のおおよその年齢を皆さんご存じであることや、(特に若くも見えないと思いますが)60歳というほどの外見でもないことから、ほとんどの皆さんから「えっ、もうそんな年でしたっけ?」と言われました。

都度、早期退職制度を使って退職することや、それで定年退職扱いになることをお伝えしました。

「やめた後、どこに行くの?」と聞かれた

リップサービス込みとは思いますが、「もったいないね」とか「もっと活躍できるのに」とおっしゃっていただく方もいました。

ほぼ必ず帰ってきた反応は、「やめた後、どこに行くの?」というものでした。

これには背景があって、定年退職されても再雇用などで同じ職場に残ったり、子会社に出向される方がほとんどですので、そういう方が定年退職のごあいさつに来られた場合には、だいたい次の行き先が決まっているのが当たり前と皆さん思っているのだと思います。

「いや、もう十分資産ができて、働く必要がなくなったので」なんて本当のことを言ってしまうと、反感を買うだけです。

ですので、「いや、別に行先は決めていないです。普通にハローワークに行って求職活動をするつもりです」とお答えしておきました。

まあ、どこまで信じてもらえたかはわかりませんけれど。

「FIRE」という言葉は出てこなかった

お一人くらいは、「今はやりのFIREですか?」なんて聞かれるのかなと想像していました。

しかし、そういう方は一人もいらっしゃいませんでしたし、皆さん、まだまだ働き続けるのが普通という感覚だったみたいです。

まあ、もしかしたら心の中では「こいつ、FIREするのかな?」と思っていても、言葉にされなかったのかもしれませんね。

言外の新たな励ましも

新たな発見もありました。

ごあいさつした方の中には、忙しいはずの管理職の方もいらっしゃったのですが、その激務のかたわら、いろいろな資格を取って将来のキャリア形成に努められているというお話を聞きました。

私自身は、もうこれ以上お金のためにいやな仕事をしたり、いやな人と関わったりするつもりはありません。

しかし、他者貢献すること自体は、自分自身の幸せにもつながりますから、そういう視点でまだまだ何か学び続けることも必要かなと思いました。

泣いても笑っても、職場の方々とのお付き合いも、あとわずかです。

サラリーマン生活の最後をしっかり締めくくりたいと思っています。

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