1か月以上ブログ更新をさぼってしまいました。
プライベイトな事情で引っ越しがあったというのも一つの理由ですが、投資ネタ、FIREネタで書きたい記事もなかったので、そのままにしていました。すみません。
引っ越しのもろもろの手続きも終わり、新しい机も買って「お仕事環境」もそろってきたので、ずっと気になっていた宿題を一つこなしました。
それは、28年間惰性で加入し続けてきた生命保険の解約です。
解約した保険のスペック
解約した生命保険のスペックは以下の通りです:
- 年間支払金額: 約21万円(現時点)
- 死亡時支払金: 3000万円
- 入院時の給付: 5日目以降、7000円/日
年齢とともに掛け金が上がっていくタイプです。次の誕生日から掛け金が約2倍に上がる予定なので、その前に解約したいと考えていました。
これまでの28年間で支払った金額は、ちゃんとは計算していませんが、だいたい300万円から400万円でしょうか。
解約時に約70万円戻ってくるそうです。
生命保険にはあまり詳しくないですが、それほどお得な契約ではなかったと思います。別に入りたくて入ったわけでもなく、お付き合いで保険屋に飲みに行かされて、仕方なく入った契約です。
すでに自分には生命保険は不要
まあ、それでも、これまで自分にもしものことがあった時に、残された人へ安心を残す役割は十分果たしてくれたと思います。
入院時の給付は、幸か不幸か使うことはありませんでした。加入期間中、二度入院したことがあるのですが、いずれも4日ぴったりの入院でしたので、給付を受けることはできませんでした。
16年前に投資に目覚め、その後コツコツ入金・運用を続けてきたおかげで、すでに今自分にもしものことがあっても、残された人にお金の面で迷惑をかけることはない段階まできました。
もしろ、これから心配すべきなのは、長生きのリスクや、上記の保険ではカバーしてくれないような介護関連のリスクです。
ですので、これ以上現在の生命保険に加入し続ける理由は、ほとんどなくなりました。
「ほとんど」と断ったのは、仮に自分が今後ローンを組んで不動産を購入したくなって、そのための団体信用保険に健康上の理由などで加入できなかった場合に、フラット35ならば民間の生命保険でその代用とすることができると聞いたことがあるからです。しかし、「もし仮に家を買いたくなったら即金で買えばいい」と自分に言い聞かせ、意思決定しました。
コールセンターに電話してみる
ほかの大手生保でも同じと思いますが、私の加入していた生保(大手)もネットで様々なサービスを提供してくれています。住所変更の届出とか、配当金の支払い手続きとか。
しかし、解約については、電話でないと受け付けてくれないようです。
表向きの理由は、たぶん「もし他人に不正操作されたりすれば取り返しがつかない」とかなのでしょう。しかし、解約の心理的なバリアーを高めることも理由の一つではないでしょうか。
意を決して、フリーコールにダイヤルしてみます。
自動音声メニューで「解約」を選ぶと、平日ということもあり、すぐに女性オペレータにつながりました。
いろいろと理由を並べて引き留められるかと覚悟していたのですが、証券番号と本人確認に必要な情報を伝えると、あっさり手続きを進めてくれました。
ただ、それだけで手続きが終わるわけではなく、後日メールで連絡が来るので、それに従ってネットで必要な操作をして、解約完了になるとのこと。
もしかしたら、その操作をするまでに、引き留めの電話がかかってくるのかな?あるいは、個人年金とかの他の商品を勧誘してくるかも。でも、「解約はもう意思決定しています」「御社から購入したい商品はありません」ときっぱり断りますが(笑)
あと、これは余談ですが、1年前くらいにこの生保のサイトで「解約」をキーワードにして検索をかけて手続きについて調べていたところ、後日担当者から「とにかく会ってお話がしたい」としつこく電話がありました。これも断りましたが、結局自社の都合だけで動いている気がして、あまり良い印象はありませんでした。
浮いたお金は投資へ
もし今回解約せずに惰性で契約し続けていれば、今後10年強の間、年間約40万円の支払いをすることになります。
単純に掛け算して約400万円。
浮いたこれだけのお金は、しっかり運用していきたいと思います。
意地悪な見方をすれば、「死亡リスクが高くなる年齢で保険料を上げて、解約を促す」ひどい契約だったのかもしれませんが、先にも書いた通り自分にとってのニーズは十分果たしてくれたので、これでいいかなと思っています。どのみち、過去は変えられないですし。
これから生命保険に加入する若い方は、契約内容と、保険に加入する意味をしっかり理解して加入しましょう。
独身なのに、「ご両親のためですよ」なんて言葉に踊らされないよう気を付けましょう。というよりも、外交員のいる保険は、その外交員の給料もずっと加入者が負担しつづけることを忘れずに。ネット生保もたくさんあるので、調査は綿密に。
投資と人生は自己責任で。
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