ネットフリックスの本決算が発表されました。(同社リリース)
いわずと知れた急成長企業です。
契約者数
全世界では9%の伸びです。現在約2.2億人の契約者数。
世界中の人口が限られていることを考えれば、徐々に鈍化していくことはしかたないのでしょう。
PL・CF
売上は19%、営業利益は35%、最終利益は85%、ぞれぞれ増えています。
利益率もぐんぐん伸びていますね。
一方、営業CFは、昨年プラスに転じたものの今年は大きく下げています。
フリーCFもマイナスに落ちています。
まだまだ多額の再投資を必要とするフェーズなので、これは致し方ないですね。
株主還元・内部留保と再投資の効果
配当や自社株買いといった株主還元は、まだありません。
利益のすべてを内部留保して将来の利益のために再投資しているわけですが、その効果がどのくらいかを見てみます。
2015年から2021年までの6年間について、以下の数字を見てみます。
- (1)6年間の内部留保の合計: 11,824 M USD
- (2)6年間の利益の成長: 4,994 M USD
- (2)÷ (1)= 42.23%
キャッシュの時間価値を無視したざっくりした計算ですが、内部留保に対して年約40%のリターンを得ていることになります。
問題なしと判断します。
いち利用者としての感想
我が家もネットフリックスを家族で契約していますので、いち利用者としての感想も少し書いてみます。
結論から言うと、契約しているもの、あまり視聴する頻度は高くありません。
あくまで私の場合なのですが、ドラマや映画って、結構集中してじっくり見なければ頭の中に入ってきません。
家事をしながらとか「ながら」で見ることが多いので、そういう時にはユーチューブで緩めの動画を観ながら(聞きながら)、というのが多いです。
もちろん、ネットフリックスのオリジナルコンテンツにも大好きなものがあります。
最近だと、Jimmyとか新聞記者とか。
でも、だいたい一気に見終わってしまうので、毎日何かを見るという感じでもありません。
だらだら書きましたが、サブスクでなくてもよくて、都度課金されるモデルでもいいのかなと感じています。(もちろん、そういうサービスはありませんが)
まあ、あくまで私の個人的な感想なので、世の中の大多数の方とはずれているかもしれません。話題のイカゲームも、第1話だけ見てそこから先はあまり興味わかなかったですし。
株価とまとめ
5年チャート(Yahoo Financeより):
今回の決算発表を受けて、アフターマーケットで大きく下げています。
下げる前の値ベースでPERは45。急成長企業の割には、結構こなれてきたかなという感じですね。
私の総資産に対する保有割合は1%を少し切るくらいです。
最悪ずっこけても立ち直れるくらいです。
強固な参入障壁(ワイドモート)を築いたなと腹落ちできる時期になれば、もっと買い増しもあるかもしれません。現状は、これ以上の買い増しは、なしです。
投資と人生は自己責任で。
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