FIRE、早期退職に向けて、ファイナルカウントダウン中です。
本当に今、仕事(=会社)を辞めて大丈夫かどうか、お金の皮算用中です。
今後一番大きな出費となるのが、「住居費」です。
私は、これまで家(マンション含む)を購入することなく、ずっと賃貸暮らしです。
しかし、FIREした経験者のお話をネットや書籍で見る限り、日本・海外(特に米国)を問わず、持ち家を持たれている方が非常に多いです。
もちろん賃貸の方もいらっしゃいますが、独身で3万円から5万円くらいの安い賃貸に住まれている方がほとんどです。
私のように10万円を超える賃貸でFIREした方の経験談を、あまり聞いたことがありません。
シミュレーションの前提条件
このまま賃貸で暮らし続けた方がいいのか、あるいは、終の棲家としての住居を購入した方がいいのか、シミュレーションしてみたいと思います。
前提条件を以下のように設定してみます。プライベイトな情報なので、ありのままを書いているわけではありませんが、おおよそ現実と同じと考えていただいてよいと思います。
- 家賃: 管理費込みで月15万円(年間180万円)
- 年齢: 55歳。
100歳まで生きた場合
仮に100歳まで生きた場合、貨幣の時間価値を無視すれば、トータルコストは以下のようになります。
趣味として始めた投資でFIRE達成しました。
都会中心部の結構いいマンションが買えそうです。
80歳まで生きた場合
とはいえ、結構不摂生をして生きてきたので、自分が100歳まで生きるとは考えづらいです。
80歳くらいで、「ピンピン・コロリ」で死ぬのならば、それはそれでよいと思っています。
80歳まで生きる場合、トータルコストは以下の通りです。
月15万円 × 12か月 × 25年 = 4500万円
このくらいだと、一等地のマンションは難しいですが、ちょっと郊外の築10年くらいの物件なら楽勝ではないでしょうか。
それでも賃貸がよいと考える理由
上記の通り、賃貸で通せば、80歳まで生きて4500万円、100歳まで生きれば8100万円と膨大な費用がかかります。
築10年くらいの物件を購入してしまえば、これよりも安く済む可能性は高いと思います。
しかし、住居費に関して私が最も重視したいのは、
常に選択肢を持つ
という点です。
この観点からいえば、圧倒的に賃貸に分があると考えます。
自分や同居人に介護が必要な状態になれば、そもそも通常の住居に住むことがむずかしくなるかもしれません。
不幸なことにどちらかが早く亡くなれば、広い家に住むのはかえって不便かもしれません。
20年後、30年後の将来なんて見通すことは困難ですが、そもそも日本が居住に適している国であり続ける保証はありません。
選択肢を持つことに価値を見出す
「ブラック・スワン」の著者であるナシーム・ニコラス・タレブさんも、同書の中で「選択肢(オプション)を持て」と主張されています。
退職まじかの50歳半ばにして、持ち家を持って安定をつかみたいという誘惑に負けることなく、選択肢を持ち続けるために賃貸生活を続けたいと思います。
投資と人生は自己責任で。
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