ダイベストメント — 化石燃料企業受難の時

今日9月5日の日経朝刊一面から。(電子版なので一面もへったくれもありませんが・・・)

脱化石燃料へ株売り圧力 世界900超の投資家表明 事業転換促す

ざっくり内容をまとめると次の通りです。

  • 気象異常をうけて、各国の年金基金や政府系ファンドが、石炭、石油、ガスなどの化石燃料企業の株を売るアクション(ダイベストメント; divestment)を取り始めている。
  • 売る理由には、これらの企業を好ましくないと考えることだけではなく、今後の規制強化による業績悪化への懸念も含まれている。
  • 株を売るだけではなく、融資の凍結の動きもある。
  • これらのアクションを受けて、企業側も対応を始めている。(GEの火力発電事業の売却、リオ・ティントの石炭事業撤退など)

先日中国ガス(0384.HK)の株価が急落しているという記事(リンク)を書きましたが、その理由も同じなんだろうと勝手に想像して、納得しています。

本日時点の株価とチャート(6か月)です:

上の日経の記事には、中国神華能源、エクソンモービル、ロイヤルダッチシェル、ガスプロム、シノペックなどの企業名が上がっています。

これらの企業がどうなるかはわかりません。(影響を受けるかもしれないし、受けないかもしれません。)

しかし、中国ガスにおいては、政府の支援を受けて中国全土にガスパイプを張り巡らせ、これからどんどんガスを供給していくことが期待されます。

それに、前の記事にも書きましたが、ガスなしの中華料理なんて考えられませんし・・・。

売り圧力で株価が下がったところで、企業価値が下がるわけではありません。

ということで、まだまだ落ち続けるナイフを、血だらけになりながら拾っていこうかなと考えています。

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