[書籍紹介]投資で一番大切な20の教え(ハワード・マークス)

ウォーレン・バフェットがバークシャーの株主総会で出席者に配って回ったという本です。

私自身も読んで非常に参考になりました。

このブログの投資方針に沿って参考にすべき点をまとめておきます。

  • 相場の下げ場面で自信を持って保有し続けたり、新たに買いを入れる(ナンピンする)ために、普段から投資対象企業の事業内容や適切な株価水準についてよく知っておくこと。
  • 「高いリスク」が高いリターンをもたらすわけではない。リスクとは、「高い価格」つまり資金を失う可能性があることである。
  • 低いボラティリティが続く(上りも下がりもしない相場が続く)と、高いレバレッジをかける(信用取引をする)誘惑にかられてしまうが、大きな変動(ブラックスワン)はいつやってくるかわからないことを忘れないこと。
  • 「欲しいもの」が安くなるのを待つより、「安いもの」から買うべきものを探し出すほうが効率的。
  • マクロ経済が将来どうなるが予想することは難しい。予測を継続的に投資の強みにできるものはほとんどいない。しかし、個別の企業や証券についてなら、他人より少しはよく予想することができる。
  • 市場サイクルの期間や反転のタイミングは予測不可能である。しかし、市場サイクル上で「今どこにいるのか」は知っておく必要がある。

感想: 2018年1月現在でいえば、少なくとも「価格が高いところ」にいるのは間違いないでしょう。しかし、これがこの先どれだけ続くかは、結局予想できないということみたいです。するすると上がっていく株価を見てついつい手を出したくなりそうですが、ここはしっかりキャッシュを蓄えておく時期かもしれません。