コカ・コーラの2Q決算が発表されました。(同社リリース)
ポイントを整理します。
- 3か月YoY: 売上28%減、営業利益34%減
- 6ヵ月YoY: 売上16%減、営業利益20%減
予想通り、コロナ禍の影響を受けて、大幅な減収減益です。
しかし私は、以下の2点でこの決算内容を楽観視しています。
1. 売上減に対して営業利益の減がそれほど大きくない
PLをよく見てみると、固定費の大半を占める販管費(SGA)が、3か月で34%減、6か月で20%減となっています。
ちゃんと調べていませんが、おそらく人員削減を含むリストラによってこれを実現したのでしょう。
職を失った人にとっては大変なことでしょう。しかし、残酷な言い方をすれば、「コカ・コーラ」というブランドこそが利益の根源なので、人的資源の重要度はそれほど高くなくてもよいのかもしれません(代わりは簡単に見つかる)。
今後また業績が回復しても、簡単に人員を補充できるのでしょう。
2. 徐々に販売が回復している
4月の販売量はYoYで25%減でしたが、6月には10%にまで回復していると報告されています。
継続保有でOK
今後コロナ禍の影響がどこまで続くかわかりませんし、「第二波」、「第三波」が来ることも否定できません。
しかし、売上減を固定費削減で柔軟に乗り切る力があることと、数年単位で見ればまた元の業績に戻るであろうことが期待できることから、継続保有で良いと判断しています。
1年チャート:
この銘柄は、私にとって長年「手の届かない高嶺の花」でしたが、コロナ禍による株価低迷で、この5月にやっと参入することができました。
その後株価は横ばいで推移しています。PERは約20。
総資産に対する保有比率は5%弱。
継続保有ですが、買い増しするほどの自信もありません。このままで。
投資と人生は自己責任で。
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