2019/4/15追記
Naga3プロジェクトの発表で株価が急落したNagaCorp(3918.HK)ですが、4/14にNaga3の資金調達に関するアナウンスを出し、株価10%以上反騰しました。
1か月チャート:
HKexのリリースです。
http://www3.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2019/0414/LTN20190414021.pdf
まだ英文を十分読み込めていないのですが、先に内藤証券( http://www.naito-sec.co.jp/ )から日本語のリリースが出ましたので、概要をまとめておきます。
- 費用は35億1500万USドルで確定。
- 費用の50%は内部資金で調達。
- 残り50%は創業者かつ筆頭株主のChen氏が無利子で融資。Naga3完成後に一株12.00HKDで割り当てる(現在の株価9.31HKDに対して29.00%のプレミアム)。割り当て後、同氏の持ち株率は66.10%から73.17%に上昇。
しかし、このChenさんて、無茶苦茶金持ちですね。
逆になぜ、残りの3割ちょっとを公開しているのか疑問です。とっとと全株買い取って自分のものにすればよさそうですが。
前回のNaga2建設にあたっても大幅な増資がありました。結果としてEPSは増加していますが、少数株主としてはひやひやしますよね。
「10年安心して持ち続けられる銘柄」とは、ちょっと遠いのかな、とも思ってきました。
(以下、元記事)
カンボジアのプノンペン地区で独占営業権を持つカジノ企業NagaCorp(3918.HK)が、第一四半期のカジノ収入の発表 とあわせて、Naga3プロジェクトの計画の正式発表を行いました。
http://www3.hkexnews.hk/listedco/listconews/SEHK/2019/0403/LTN201904031807.pdf
なお、カジノ収入は32%増と好調です。
このNaga3プロジェクトは、既存のNaga1, Naga2と比べて相当規模も大きいようです。
床面積だけでいうと、1と2の合計よりも大きいですね。
ただし、このNaga3は、カジノだけでなく子供や家族で楽しめる施設を目指しているようです。
また、このNaga3の建設のために、38億から40億USドルの支出を伴う予定とのことです。
2018/12決算時の資本(equity)が15億USドルですから、結構大きな投資になります。(2018/12決算については、過去記事をご参照ください。)
とはいえ、同期の最終利益が4億ドル。この状況が続けば、仮に全額借り入れたとしても、10年くらいで全額返せそうな額です。(ウラジオストックに計画している別の投資案件もあるようですが。あくまで計算上。)
このニュースを受けて、株価は6.44%と大きく下げました。
しかし、5年チャートで見ると、ここ2年でぐいぐい上がった上げ幅に比べるとたいした下げではありませんね。
もしこのまま下げ続けるようなら、どこかで買い増しの網を張りたいと思います。先の株価がどうなるかは私にはわかりませんけど・・・。
よかったら押してください。
にほんブログ村