四半期決算はよほどのことがないと気にしないのですが、江蘇高速道路(Jiangsu Expressway)(0177.HK)の1Q決算が、「売上16.31%減、利益1.70%増」とのこと。
「売上16%減なのに、利益ほぼ横ばいってどういうこと?」と思ったので決算発表をよく見てみました。
http://www3.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2019/0428/LTN20190428129.pdf
要点をまとめます。
- 高速道路の料金収入は、8.07%増加。うち、主力の上海・南京高速は5.53%増。
- 補助的事業の売上が12.74%減。うち、石油製品の売上が14.66%減。リースによる売上が46.3%減。石油製品の売上減は、環境問題を受けたサービスエリアにおけるタンクの更新によるもの。
- 不動産事業による売上は、実に74.44%減。
- 広告等の事業の売上も40.99%減。
セグメントごとの売上は以下の通り。
総じて、「不採算の事業を縮小して、利益率を高めた」と考えてよいでしょう。
問題なし。