リーマンショックから10年経過したことで、次の金融危機を予測した記事が多くなっていますね。
今日の日経一面にも、私のような経済素人にもわかりやすい記事が載っていたので、ポイントをまとめておきます。
リーマン危機10年 世界の債務、10年で4割増マネー、成長に回らず
- 世界の債務残高は、(リーマンショック後の)2008年末から2018年3月末にかけて43%増加した。
- 一方で、世界のGDPの増加は37%増にとどまり、債務のGDPに対する規模は2.9倍から3.2倍に拡大している。
- 高齢化などを背景に世界経済が成長鈍化し、投資機会が少なくなっている。
- 資産運用会社、年金基金、ヘッジファンドなどの資金が、新興国国債など高リスクな債務の保有を増やしており、これが次の発火点となる恐れがある。
- ジム・ロジャーズが「次の金融危機が近づいているのは事実」といっている。
最後のはちょっと余分ですね。すみません。
過去のバブル崩壊や金融危機を時系列で並べてみます。
- 1987年 ブラックマンデー
- 1990年 日本のバブル崩壊
- 1997年 アジア通貨危機
- 2001年 ITバブル崩壊
- 2008年 リーマンショック
- 2018年 ←いまここ
こうやってみると、やっぱり「そろそろ次の金融危機が起きてもおかしくない」と思ってしまいますよね。
長期投資家としてできることは、できる範囲でキャッシュを確保しておく、ということになるでしょう。
もちろん投資による機会損失が伴いますので、「持ち株をかたっぱしから現金化」なんてことはやりませんけど。
- この先しばらくは、普段よりも節約する。(私の場合、特に外食、外飲?を減らす。あるいは外食しても、注文する品を減らす、安くする。)
- 自分の持ち株をよく見直して、長期保有に適さないものがないか点検する。
今できることはこのくらいでしょうか?