ROEの計算結果がGoogle financeの発表値とぴったり合わない理由

今回の記事は、会計に詳しい方には「いまさら何を」というようなお話ですので、読み飛ばしてください。

投資対象の企業が「どれだけ儲かっているか」を知る指標としてROE(自己資本純利益率)が大事であることはよく知られています。

このブログでもROEは重視していきたいと考えています。

ところで、このROEの計算式は

ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本

とよく説明されています。

しかし決算表から「当期純利益」(profit for year)と「自己資本」(Equity)の数字を拾ってきて割り算しても、Google financeなどから公表されている数字とぴったり合わないことが多いです。(むしろぴったり合うことはほとんどありません。)

ネットで検索して調べてみたところ、それの理由をわかりやすく説明している資料を見つけました。

有報、決算短信でのROEの計算方法(確定版)(大和総研)

一部抜粋します:

ポイントは以下の2点です。

  • 分母からは「新株予約権」と「少数株主持ち分」を引かなければならない。
  • 分母は機首・期末の平均値である。

なおブログで、本文中に書いているROA、ROEはいずれもGoggle finaneやYahoo Financeから拾ってきた数字です。

ただし、リンクを張っているGoogleスプレッドシートの表では、少し手を抜いて、当期の純利益を当期末の資本で単純に割った数字を挙げています。目的はあくまでその企業が投資に値するかどうかを決めることですので、小さな誤差はあまり重要でないと考えています。

おまけ

ROA、ROE、ROICについてわかりやすく説明されているページを見つけたので、リンクを張っておきます。

ROEとROAとROICの違い (http://www.yutorism.jp/entry/ROE)

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