[追記]「電子麻薬」でユーザを虜にするネトゲ企業への投資

※ 2018/4/22追記

先日の日経新聞に関連する記事が載っていたので紹介します。

ゲーム業界、特許訴訟合戦 任天堂がコロプラ提訴、「1兆円市場」に影響も

この業界の特許合戦も相当激しいようですね。そういえば、Youtubeの広告で有名な「荒野行動」の会社も先日訴えられていましたね。

特許でがっつり外堀を固められれば強固な事業になるのでしょうけれど、その内容を素人が理解するのは難しそうですね。

「わからないものには手を出さない」(バフェット)ですね。


「何もすべきことがないときには、何もしないこと」 — バフェットの格言の一つです。

年初からの下げ相場も、「いったん休み」と言った感じです。「セル・イン・メイ」になるかどうかは、終わってみなければわかりません。

相場が一休みなら、「勤勉な投資家」としては、コツコツと新しい銘柄探しでもするのが一番いいのでしょう。あるいは、歴史の本や幅広い分野の本を読んで教養を高めるのもいいでしょう。

しかし、人の子です。息抜きも必要です。

息抜き、つまり遊びには、だいたいお金がかかります。しかし、「賢明なる節約家」としては、できるだけお金を使わずに息抜きしたいものです。

お金のかからない息抜きの代表が「ゲーム」です。テレビゲーム、パソコンゲーム、スマホゲーム。

私はそれほどゲームには詳しくはないですし、やらないときには何か月も全然やらないのですが、周期的に一つのゲームにのめり込むことがあります。

大昔のプレステ(それも初代)のゲームでも、いまだに遊べます。20年も前のシミュレーション物やRPGとかに平気で何日ものめり込めます。ハードもソフトも、HARD OFFにいけば、子供のお年玉程度で好きなだけ買えます。

今回始めたのは、某ネトゲです。スマホでもできますが、家でだけやることにしています。いわゆる「育成系」というジャンルのものです。

「賢明なるケチ」としては、もちろん、いわゆる「課金」などは絶対しません。

(そもそも、「課金する」という言い方がおかしいですね。課金するのはゲームの運営会社の方で、プレイヤーは「課金される」側です。)

でも、この「育成系」のゲームって、結構中毒性が高いです。そして、巧みに「課金」させようとする仕組みがあちらこちらにしかけられています。自制心のある人でなければ、あっという間に無駄遣いしそうです。

いろいろな種類の育成系ゲームがありますが、ゲームの流れはだいたいどれも同じです。

自分のキャラクターのスキルや装備、施設、武器などを育てていき、それらを使って他のプレイヤーと競うというルールです。そして、これらを育てるために必要な資源は、次のどちらかです。

  1.  時間
  2.  お金

「お金」はいっさい使うつもりはないので、「時間」の方をかけて育成していきます。しかし、パソコンをほっぽらかしで育成できるわけではなく、時々いろいろと操作してやらないといけません。ながらでもいいので、ちょくちょくパソコンの前に座る必要があります。つまり、この時間とは、自分自身の時間に他なりません。

そもそも暇つぶしの息抜きだから、それでもいいのです。

しかし、だんだんいろいろなものが育ってきて、ほかのプレイヤーと「戦闘」するようになってくると、時間の代わりに「お金」で強くなったプレイヤーには歯が立たなくなります。

ひとりで戦うのではなく、「同盟」などの形でほかのプレイヤーと仲間になって戦うこともできますが(そして、たいていのゲームがそういう形をとっていますが、)そこでヒーロー(ヒロイン)になれるのは、「重課金組」の人たちです。10万円、100万円単位で使う人もいるようです。「非課金組」は、肩身が狭くなります。

だいたいそういう状況になってくると、私の場合はあっさりやめてしまいます。時間は使いましたが、その時間だけ楽しめたので十分です。でも、もしお金までかけていると、「これまで使ったお金が、無駄になる!」という「保有バイアス」が働いて、やめるにやめられなくなってしまうかもしれません。

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投資ブログなので、投資の話を書かなければなりませんね。

  • 「塩、脂肪、砂糖」で消費者を虜にする加工食品企業
  • 「ニコチン」でスモーカーを虜にするたばこ企業
  • 「アルコール」で酒飲みを虜にする酒類メーカー
  • 「射幸心」と「脳内麻薬」でギャンブラーを虜にするカジノ企業
  • そして、「電子麻薬」で意志の弱い人たちを虜にするネトゲ企業

人々の欲望をうまく利用してお金を巻き上げられる企業が、安定して大きな利益を上げられるようです。

闇金ウシジマくん(漫画版の方)にも、職もなく日々の生活に困っているのに、スマホの課金ゲームで自分のキャラを最強にして悦に入っている人が出てきますね。(しかも、さらに闇金でお金を借りてしまう・・・。)

おそらく現実にこういう人はたくさんいるのでしょう。

電車に乗ると、いい大人が(私も他の人の子とは言えませんが)スマホの画面に必死食らいついて指でタップ、スワイプしまくっているのをよく見かけますね。

さんざん前置きが長くなりましたが、ネトゲ企業って、投資に値するものなのでしょうか?

日本だと、ガンホーとか、ミクシーとか、DeNAとか、香港市場ならテンセント(0700.HK)とか、シンガポール系のIGG(0799.HK)とか、同じ中国のネトゲでもADRのSOHU、SINA、NTES、米国ならAVTI、EAとか。

どのくらい儲かっているのかざっくり見るために、利益率とROEを調べてみました。

  • ティッカー, 利益率, ROE
  • 0700.HK, 30.08%, 31.28%
  • 0799.HK, 25.69%, 73.27%
  • SOHU, -29.80%, -27.85%
  • SINA, 9.89%, 10.45%
  • NTES, 19.79%, 25.37%
  • AVTI, 3.89%, 2.94%
  • EA, 19.67%, 26.25%

どうでしょう?結構明暗分かれていますね。PERとかも見ておきます。

0700.HK, EA, NTESなどは、今後の値動き次第では「買ってもいいかな」という感じですね。

しかし、ネトゲの最大のリスクは、「流行り廃り」です。いくら長寿のゲームでも5年も人気が続くことはないでしょう。

対象銘柄に人気のゲームを継続的に世に出していく力があるか、それを見極めようとすると結構頑張って勉強する必要がありそうです。「趣味で投資」する素人向けではないかもしれません。やっぱり「息抜き」にとどめておくのがいいのかな?

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