5G化に乗り遅れるアップルの未来は?

年始に書いた記事で、アップル(AAPL)について、iPhoneの販売低下を受けて株価が下げているものの、サービス事業への転換を進めており、「買い時かもしれない」と書きました。

(過去記事)アップル(AAPL)お買い時かも?

しかし、先日の日経新聞の以下の記事を見て、もしかしたらアップルは不可逆な低迷状態に陥る可能性があるかもしれないと思いました。

5G戦略 アップル沈黙 特許紛争、半導体調達に影響 中韓勢の先行許す

要点をあげると、以下の通り:

  • アップルは、クアルコム社と特許紛争で関係が悪化しており、5G対応半導体の供給を受けることができない。このため5G端末を当面発売できない。
  • 2019年内に発売が表明された5Gスマホのほとんどににはクアルコム社の半導体が採用されている。同社に頼らなくてよいのは半導体メーカーを傘下に持つファーウェイだけ。

過去記事で参照したバロンズの記事には、アップルのサービス事業の強化と合わせて、5GによってiPhoneの販売が再び活性化する可能性についても触れられていました。しかし、5G対応の端末を発売できないのなら、このシナリオも成り立たなくなります。

で、どうすべきか?

アップルの株を保有している場合、長期投資家の立場として、それを保有し続けるべきでしょうか。

5G化に乗り遅れて一時的に業績が悪化しても、いずれは5G対応を果たして、アップル社の築くエコシステムをますます強化していく「かも」しれません。

あるいは、5G化に乗り遅れたことによってエコシステムを離れていったユーザが、二度と戻ってこない「かも」しれません。

5G関連の技術に疎い私にとっては、どちらのシナリオも「かも」に過ぎず、確信を持つことができません。

ならば、結論は一つ。

将来の不確かな同社株は保有すべきではなく、他のもっと確かな将来のある企業に投資すべきです。

バフェットが言ったのだったと思いますが、こういう言葉があります。「仮に何年も刑務所に入らなければならなくなっても、そのまま持ち続けられるような株を持ちなさい。」

あるいは、「ヨットで1年くらい世界の海を旅する場合」だったかもしれません。

どちらのケースも自分の身には起こらないと信じていますが、仮にそうなった場合アップルを持ち続けたいか考えてみたいと思います。

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