[雑談] キューブリックの遺作にみる夫婦円満の秘訣

今年2018年に大きな下げ相場が来るのだそうです。自分には確証する能力はありませんが、多分そうなんだと思います。

本当に来るかどうかわかりませんが、来たときのための備えをしておきたいと思います。

ずっと中国株中心でやってきたので、手持ちの現金も香港ドルが多いのですが、徐々に日本円に替えています。

相場の底は誰にもわかりませんし、DCFの計算など私のような素人にはできないので、どのくらいまで価格が下がれば「買い時」かは、えいやの感覚で決めるしかありません。

参考になる数値として一番お手軽なのはPERですが、それ以外にも「直近の高値からどれだけ下げたか?」をみています。

1年チャートを並べて眺めていたりするのですが、チャートには「縦軸のマジック」があります。つまり、チャートの形だけみていては、下げの度合いを正しく認識するのは難しいです。縦軸の数字をよく見ないと。

でも、それを頭の中でやるのは結構しんどいです。脳にストレスがかかります。

Google Spreadsheetで使えるGooglefinance関数に、銘柄の直近52週間(1年)の最高値を戻す”high52″属性があります。これを使って、直近52週間の最高値からの下げ度合いを数字にして、リスト化してみました。

ウォッチリストへのリンク

もちろん、大きく下げているからといって現在の価格が割安だとは限りません。

しかし、52週最高値は、全く同じ銘柄、つまり全く同じ企業に対して、「市場が一度はつけた価格」です。市場が一度つけた価格から、1年もたたないうちに20%とか30%下げているのですから、「お買い得」と判断して買いを入れても、長い目で見れば報われるのではないかと考えています。

特に安定して業績を上げるディフェンシブな企業であれば。CPBなんか、PERも低いですし、30%以上下げています。気になりますね。米国の健康志向を受けて敬遠されているようですが、健康食品会社を買収したりして対応を進めているようです。

どの銘柄を買うにしても、予算全額分を一気に買うのではなく、まずは半分くらい買って、その後の値動きを見ながら少しづつ買い足していきたいと思います。自分がたまたま買ったタイミングで下げ相場が反転して上昇する確率より、そのまましばらくの間は下げ続ける確率の方が高いでしょうから。

それと、いくら株価が安いからといって、利益を生み出す力がない銘柄を買ってはいけません。安定銘柄にしても成長銘柄にしても、事業内容がしっかりしていることを自分で決算表を見て確認しておきましょう。

* * *

話は変わって雑談です。

アマゾンプライムビデオにはまっていますが、ここしばらくの間にキューブリック監督の映画を一気観しました。

2001年宇宙の旅、シャイニング、時計じかけのオレンジ、ロリータ、博士の異常な愛情。

いずれも20年以上前に一度は観た映画です。しかし、「ええ、こんなストーリーだったっけ?」とか「このストーリーってこういうことだったんだ」とか、とにかく新鮮な気持ちで見ることができました。

昔に観た映画を時間が経ってから見直す楽しみって、年をとらないと味わえないものですね。ですから、若いうちにいろいろな種類の映画を見ておくべきだと思います。

しかし、キューブリック映画の中で見逃していたものがあります。「アイズ・ワイド・シャット」(Eyes Wide Shut)という作品です。プライム会員なら無料で観ることができます(執筆時点)。

アイズ ワイド シャット (字幕版)

映画の紹介を読むと、どうやら「夫婦もの」のようです。なんとなく、退屈そうな話なのかなぁ、と思ってしまいます。お金は無料ですが、観るためには自分の時間を約2時間投入しなければなりません。

でも、結局は観てしまいました。が、これがハラハラ・ドキドキして、ながらでやっていたゲームもほっぽらかして見入ってしまいました。

主人公の妻役のニコール・キッドマンの色っぽさも抜群です。(「メガネ」は反則ですね・・・。)

まだごらんになっていない読者もいるかもしれないので詳しい内容は伏せますが、一言で言うと「夫婦円満のための究極の秘訣」を描いた映画です。(「身もふたもない秘訣」とも言えます。)

ネットにいろいろな解説記事が出ていますが、まずはこれらを読まずに先入観なしで見てみることをお勧めします。

ただし、結婚していたりパートナーがいる方は、一緒に見ない方がよいかもしれません。なぜかは、観ればわかります。あと、18禁であることを付け加えておきます。