投資方針1.長期投資(永続的企業への投資)




「永続的な企業(永続的競争優位性を持つ企業)」とは、著名な投資家ウォーレン・バフェットが提唱した言葉です。

今後10年、20年と長期に渡り安定して利益をあげられる企業のことを指します。有名な例として、コカ・コーラ(シンボル KO)などがあげられます。

もちろん、このような素晴らしい企業を見つければ、すぐに買えばよいというものではありません。このような企業が、その企業の価値に対して「割安」になる時を狙って投資(購入)していきます。

一度永続的と思われる企業に投資した後は、定期的にその企業の業績を観測し、もし「永続的ではなくなった」と思われる状況になれば、売却します。

また、そのような状況になった場合以外には売却はしません。

(「ある程度高値になったら(たとえばPERが40を越えたら)売る」ということも以前はやっていましたが、今はやめました。いずれやすくなったら買い戻すつもりで売っても、優良な企業の株価が二度とその価格まで下がることがない、なんてことになるからです。)

また、売却せず保有し続けることによって、株式売却時にかかるキャピタルゲイン税もできるだけ繰り延べすることができます。これも、ウォーレン・バフェットが主張していることです。

定期的な観測と、売るかどうかの判断は、原則としてその企業の年次決算時に行います。当然、決算の内容がよければ「継続保有」です。内容が悪くても、それが一時的な理由によるものであれば、もう一年か二年は様子を見ます。

四半期決算や諸々のニュースも参考にしますが、それらの材料で売ることはあまりありません。むしろ、価格が下がった場合に、買い増しの検討材料とします。